ta26on's blog

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初代のiMac

こちらの本を読みました.


著者はスティーブ・ジョブスが復帰する前(曰く)からAppleで働いていた方で,内容は環境が変われば人は変わるよ,だれでもできるよってことを豊富な体験談でもって語られていました.
面白くて読みやすくてすぐに読み終わりました.

その中で iMac の話がでてきたのですが,すっかり忘れてますが当時としてはかなり思い切ったスペックの商品だったんですよね,iMac.

  • SCSIがない(当時の外付けハードのインターフェイスとしては主流)
    • そのかわりUSB(当時はまだマイナー)
  • フロッピーディスクドライブがない(当時のPCには必ずついてました)
    • そのかわりCDドライブ

記憶が曖昧ですが,当時の受け取られ方としては
「おしゃれだけど,コンピュータとしてはおもちゃだねー」
といった否定的なものだったように記憶しています.

自分も「SCASIなかったらプリンタつながらんし,FDないとデータの受け渡しどうすんの?」って思ってたような.

結果はご存知の通り,圧倒的に「持ちたい!」iMacにプリンタメーカその他が合わせるカタチとなりました.

また iOSがFlashに対応しない,という判断をしたときも驚きました.
「世の中のほっとんどのサイトでFlash使われてるのに,iPhoneではまともにHP閲覧できないってことか」
などと思ったものですが,こちらも世の中のWebサイトがiPhone専用のサイトを作るなどして合わせて来ました.

たとえ最初のデザインが美しくても,いろんな人の声を取り入れていくとあっというまに醜く誰も欲しくないものになってしまう.
いかに最初のデザインどおりに出荷するかというところにAppleは強いコダワリと勝算を持っているということらしいです.

世界を変えるために製品を出荷しているんだな,ビジネスが手段なんだな,そう感じた次第です.


おやすみなさい.